既存住宅状況調査 チェック事象 小屋裏 事例①

小屋裏で多いチェック事象は「雨漏り跡」です。
通常の建物状況調査では小屋裏点検口から懐中電灯で照らし覗き込んで調査します。
調査終了後に小屋裏内部の写真をパソコンの写真画像で確認します。特に小屋裏・天井裏の水染み跡は、木目や部材の模様と紛らわしかったり、建設時の染み跡と推定できるものであったりするので、現場調査員以外の複数の人の目で写真を確認し総合的に判断します。
「雨漏り跡」のほかに「柱、梁等木部の蟻害」「柱、梁等主要な木部、鉄部の腐朽・腐食」「給排水管からの漏水」「小屋組の著しいひび割れ・劣化又は欠損」がチェック事象です。

(事例)

雨漏り跡と判定したもの

 

木目や建設中の染み跡と判定したもの

木目もしくは建設時の染み跡
木目もしくは建設時の染み跡

 

その他のチェック事象

鉄部の腐食
黒蟻のものと推測される蟻道
(黒蟻の蟻道の場合はチェック事象にならない可能性が有ります)

小屋裏は天袋の内部など入りづらい箇所に点検口が有ることが有り、脚立を使って上がる際に、点検口の蓋やその内部の断熱材が落下する事故が起こりやすい箇所です。
調査が安全に実施できるように事前に周辺の荷物の整理をお願いします。
オプションで小屋裏に進入して調査する場合がありますが、天井を踏み抜く事故の可能性が有るので事前に確認が必要です。

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