既存住宅状況調査のチェック事象 外装「シーリング材の破断・欠損」事例①
外装のチェック事象で「著しいひび割れ」の次に多いのが「シーリング材の破断・欠損」で当社の調査では、築10~25年の建物の1/4前後に認められます。
シーリング材の耐用年数はその素材や施工方法により5年から20年超まで様々で、耐用年数が過ぎ素材が硬化すると破断や欠損が起こりやすくなります。
(事例)
シーリング材の破断・欠損
シーリング材の欠損・未措置
一般的な住宅は、外装を一次防水、その下にある防水シートを二次防水として、雨漏りを防いでおり、防水シートの内部に雨水が浸入すると雨漏りになります。
シーリング材の破断・欠損がすぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、外装の内部に浸入した雨水は、防水シートの隙間から浸入したり、防水シートをとめている釘やビスをサビさせたりして雨漏りを引き起こす可能性があります。