既存住宅状況調査 基礎 事象紹介①
基礎のチェック事象は、「コンクリート面の不具合」です。
コンクリート面の不具合とは、「幅0.5㎜以上のひび割れ(長さ、深さに関係なし)、深さ20㎜以上の欠損(長さに関係なし)、錆汁を伴うひび割れ・欠損、貫通したひび割れ」等を言います。
基礎コンクリートは、一般的には表面がモルタル仕上げになっています。この仕上げ面のみのひび割れ等はチェック事象にはあたりません。
調査員はクラックスケールを使ったり、「0.3mmもしくは0.5mmの太さのピン」を表面にさしたりしてひび割れの程度を確認します。ひび割れがたくさんある場合はその代表的なものを掲載します。
(事例)
コンクリート面の不具合
表面のモルタル仕上げの欠損
建物の著しい強い傾斜(6/1000以上)を伴う著しい基礎のひび割れは、地盤の沈下の可能性が有るので注意が必要です。